響きあって
「響きあって」なんだか素敵な言葉じゃあないですか。ドイツの教育哲学者ボルノウは、著「人間と空間」の中で、空間と結合し、空間と溶け合い、それゆえに空間に担われささえられている根本経験を、ミンコフスキーの反響という概念をつかって説明している。「反響は「自我と世界の対立よりも根源的」な原状態にあり、それによって周囲の世界との共感、調和、同調のうちに生きることができるのだ」と、こんな感じで述べている。ここでの反響とは、恐らく胎盤の中で羊水に抱かれているような原初の体験のことをさしている。この根本的経験が私達の基層を形づくっているのだという。
とすると「響きあう」というのは、意識が形成される前からあって、私達人間は無意識のうちにも、その作用に浸り、共鳴を求めているのかもしれない。
だめだめスパイラルで世界中が落ち込んでいるなかで、これは次なる私達人間の成長のための節目だと捉えている人は少なくない。勿論、簡単なことじゃあないけど、そんな思いと行動が響き合えば、きっと良くなっていく。
千葉の荻原(建築家)さんはそんな行動をしながら周りを元気付けて下さるお一人だ。荻原さんの「家づくりの履歴アルバム」は、住まいをいとおしくわが子のように見つめ育てるかのような視点を教えてくれている。
http://www.shou.co.jp/yorozu/naibu/alubum.htm
こんな思いでつくられたら、住まいもきっと幸せだろう。ということは、その主である人(家族)はもっと幸せになれるかも。
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